極甘恋愛短編集
女子たちはそれ以上文句を言うこともできなくなり、吐き捨てるようにそれだけ言って自分の席へと戻っていく。


彼女たちが自分の席へ戻ったことでようやく大きく空気を吸い込むことができた。


緊張から知らない間に息を止めてしまっていたのだ。


「ごめん」


謝る必要なんてないのに、西原くんは私へ向けて小さくそう言ったのだった。
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