極甘恋愛短編集
氷王子と呼ばれていて、あんなに冷たく告白を断る人のことを?


それだけじゃない。


一緒にいただけで悪意のターゲットにされそうになってしまった。


それを思い出すとどんどん体が冷えていく。


「美咲、大丈夫?」


「うん……」


頷いたものの、内心穏やかじゃなかった。


氷王子のことを好きになってしまったなんて、誰にも相談できることじゃない。


これから私、どうすればいいんだろう……。
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