感想ノート

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ちなみに北條と李衣は、意外にも最初のほうから気づきにくい伏線があったりします。


理人がたどり着いた彼らの幸せは、この結末でした。


🎧『祈り ~涙の軌道/Mr.Children』
『瞬き/back number』

  • 初めて読んだ時から一年以上がたち、私自身自分の将来と必死に向き合う日々を送る中で原点回帰をしにここまできました。1つの物語に2回の感想を送ることはおそらく初めてですが、1年の時を経て1度読んだ時の前知識も踏まえて読む中で私が感じたこと、思ったことを残したいと思い文字にしています
    まず感じたのは、話の最初から千隼くんが目指す“夢”は紛れもなく李衣ちゃん自身でしかなかったんですね。憎悪がない世界は、千隼くんが救われた李衣の言葉、性格で満たされた李衣さえいれば成り立つ世界で、でもタイトルはふたりだけのせかい。千隼くんから見た最高の世界は李衣だけだったのかもしれないけれど、最後に夢に見た世界はきっとそこに自分も加わってて、助けを求めるのが苦手だった千隼くんが李衣さえいれば十分だって思った終着点なのかな、とか思ったり。
    そして、この話は意外と尊厳死に深く関わってんだなあと感じました。森鴎外の高瀬舟を思い出します。他人の命の末も、生き方も、決めることは神様だってしてはいけないことです。そこには複雑な倫理観もあって、意思の尊重は言葉を選ばず言えば命を手にかけることに繋がりかねない。救いたいという思い、尊重してあげたい思い、救わないといけないという使命と倫理観は複雑に絡まってる。そこでどういう選択するのかは医師として自分の中で決めておくことが必要なんだと思います。
    初読同様、ただ綺麗だと感じました。ただ1回目の私はきっと物語全体のふんわりとした雰囲気に純粋さを感じていたけれど、今の私は二人の世界、北條くんやお姉ちゃん、叔父さんの意思や軸がぶれずにぶつかり合う中で織り成したこの結末に救われて、綺麗な物語だったなと感じてます。
    数え切れなくて、読んでるうちに飛んでいってしまった部分もありましたが、話全体を通して読み返したらこんな部分に伏線が…!という小さな花びらのようなものが沢山ありました。
    かき集めてできた抱えきれないほどの大きな花束が李衣と千隼くんと北條くんの周りを彩ってくれているような気がします。
    諦めない強い心とそれを救う周りの想いの可能性に胸を打たれました。
    おかゆらしくない感想になっちゃいましたが理人さんの作品と共に人生を歩んでいるような気がしてることを伝えたかったです!
    1000字で語りきれなかったですが、やっぱりこの物語が大好きです。ありがとうございました。

    2024/08/01 21:45

    改めて感想、ありがとうございます。確かに同じ作品に2回感想を送ってくださることはおかゆ氏は初めてかもです。

    理人もこの作品に関してはどうしてもふざけられないので、真面目(実は本来はこっち)理人でいきます。

    理人作品って、とくにそのなかでも考えさせられるような作品は、1回ではぜったいに理解できない、完全には読み取れないロジックといいますか、構造になっております。読めば読むほど理解できるけれどそれ以上の疑問が浮かぶ、そういう物語を個人的にも目指しています。

    そして理人自身が読み返したときに「こうすればよかった」をぜったいなくすため、それくらいの熱量で試行錯誤して書き上げていると同時、ストーリーが自然と理人を結末に導いてくれる感もあるんです。かっこいい言い方するなら。

    尊厳死。なるほどなと思いました。これは理人の思想なので正解も不正解もなく、おかゆ氏も1思想として聞いてくれればいいのですが、

    たとえば不妊治療をしたのち障害を持って生まれた子供に対して、「この子はそれでも私たちの子供で生まれてきてくれた、私たちのことを選んでくれた」などと言う親がたまにいます。

    そんなこと言ってはダメなんですよ。言った瞬間にその命を蔑んでいると、理人はいつも悲しくなります。

    確かに命は尊いものです。どんな命だとしても大切にしなくてはいけないものです。けれど上記のようなことを言えてしまう人たちって、ある意味で命の価値を、自分たちの欲が作った勝手な価値観や理論観みたいなもので決めつけて当てはめているだけの、いちばん命を蔑んでいる下衆な行為でしかない。

    そもそもの行動自体の正しい正しくないは置いておいて、なにが私たちを選んでくれただよそんなこと言ってる暇あるなら心からの「愛してる」でいいじゃないかバカタレがって、理人は思います。

    この物語でも理人が表現したかった千隼にとっての夢や幸せって、病気を見るのではなく、李衣を見ることでしか表現できなかったんですよ、どうしたって。でも書いていくうちに理人としてもストンッて胸に落ちた感覚でした。

    言葉では表現できないことばかりなので、そして言葉にすれば間違う可能性も出てくるので、言うなれば「そんな感じ」としか言えないんです。

    なにかが残ってくださればいいんです読者様にも。

    少しでも汲み取ってもらえたら嬉しいです。


    理人

    作者からの返信 2024/08/02 19:13

  • 野いちごでいちばん好きな作家さんで、全作品、何度も読ませていただいてます!!
    たくさんの作品のなかでも、特にこの作品がいちばん大好きで、何回読んでも感動して泣けてくるし、辛かったり苦しかったりするところも多いですのが、いつも、読み終わったあとには、元気をもらえるというか、毎日頑張ろう!って心から思えます。
    これからも楽しみにしてます!

    みや 2024/03/15 23:21

    みや 様、はじめまして!
    えっっっ……、野いちごでいちばん好きな作家……、全作品何度も……?ええ……(逆に困惑な理人)

    本当にめちゃくちゃ嬉しいですあああありがとうございます……!!

    全作品ということは時代ものからぶっ飛んだ話までとのことで、もうそこはあえて踏み込まないことにしました()

    そしてそのなかでもこの作品が好きだと言ってもらえて、本当にうれしいです。というのもここだけの話、理人が個人的に本当に読まれたいお話は逆にそこまでpv数がないんです。
    なので理人は、だったら読んでくださった読者様全員の心には残してやろうと、そう考えるようにしています。

    この物語は理人も良い意味で書きたくないお話でした。途中で書けないくらい泣いてしまって、書くのが嫌になった物語です。それも良い意味で。
    ただ書くからには半端なものは書きたくなかったので、この病気を取り扱ったのも、見方によってはハッピーエンドにはならなかったのも、それすべてが彼らの生きた証なんだと思います。
    ハッピーエンドだけどバットエンドではない、本当にこの説明がしっくりくるお話なんじゃないかなって。

    いつまでもみやさんの心に残ってくれる物語になってくれたら嬉しいです。

    また他作品のほうでもぜひぜひお待ちしておりますので、お気軽に絡んでやってくださると喜びます。
    素敵な感想、本当にありがとうございました。


    理人

    作者からの返信 2024/03/16 15:31

  • もう最高です!ボロ泣きです。
    この小説に出会わせてくれてありがとうございます!

    ちーお嬢 2024/02/14 20:16

    ちーお嬢 様、はじめまして✨
    こちらこそ、この小説と出会ってくれて本当にありがとうございます。

    ちーお嬢様の心に何か残るものがありますように…🍀

    素敵な感想、ありがとうございました…!


    理人

    作者からの返信 2024/02/14 22:04

  • 理人さまこんばんは!名前変えるか迷って一ヶ月変えて直した奴ですどうも。。ごめんなさいなんかもう分からなくなってきちゃってあああ(まじ申し訳ない

    「ここは君が夢みた、ふたりだけの世界。」拝読させていただきました……!
    李衣ちゃんの必死さが大好きです。やっぱり千隼くんには李衣ちゃんの必死さが必要だったと思うんですよね。たとえ千隼くんが病じゃなかったとしても。李衣ちゃんの必死さや愛する人のために、という気持ちには完膚なきまでにというんですか……感動しました。
    千隼くんのそこはかとない儚さが雪百合にはグッと来ます。千隼くんの「ふたりだけの世界」は病のこと、李衣ちゃんのこと。色々なことを考えて辛い気持ちを抱えた人間にしか辿り着けない結論で、"愛"だなと思いました。めちゃめちゃ羨ましいです。
    拓海くんの最初は負けヒーローかというガキ臭いところからイケメンか?と言いたくなるような行動に雪百合は心打たれました。

    この作品には愛に溢れたものだと思うんです。切愛って言うんですか、ひとりひとりが全力な感じ……めちゃくちゃいい、羨ましい、と思いながらスクロールさせていただいてました……!李衣ちゃんと千隼くんのふたりだけの空間はほんわかしていて穏やかで、何もかもを忘れさせてくれるようなもの。

    死に対する恐怖は自分の命を諦めていても寸前になってもあるものだと思うんですよね。それは他者の死でも。いや、他者の死だからこそ。自分が何も出来ない、出来なかったという無念さがじわじわ心を蝕んでいくんだと思います。それは痛いもの他ない。この無念さを目の前で感じた李衣ちゃんや他のみんなは本当に情けない気持ちになるだろうな、と。でも、それが千隼くんを愛した証拠で、時が経つ内に誇れるものになればいいな。

    ちょっと真面目なことを書いてしまって恥ずかしい……ありがとうございました。
    理人さま、李衣ちゃん他のみんなに愛をこめて。

    雪百合 2023/06/03 20:32

    あーー!!名前を変更したと言ってくださったのはもしや雪百合さんでしたか!!😳
    いやいやっ、理人もそういうことあって悩みまくった時期もあるんで全然です!!✨

    そして今作、理人史上いちばんシリアスというか、こんなにもいろんな角度から見てもリアリティーあるお話を執筆したのは初めてでした。

    このお話は本当に言葉では説明できないお話で、ひとつひとつ砕くことは無理なんですよね。それほど、登場人物たちの言葉や行動にすべて込めているというか、ある意味で雰囲気で、心で感じ取ってもらいたい物語です。
    千隼の言葉は隅から隅まで意味があると言うか、本当に無断がなくて。彼だから言える言葉で、彼が言うから深いものになる。
    それを否定することもできませんし、だからと言って肯定することも正しいのか?と、作者である理人は思いました。なのでそれこそ、作中の彼に委ねているところもあり、読んでくださった読者様にもご理解いただけると嬉しいです。

    死に対する恐怖。それは理人も、誰だとしても味わえるものだと思っています。病気、事故、寿命。誰にだって共通するものが死。それを受け入れる年齢だったり時間の違いで、そこでしか見られない世界があるんじゃないかと、理人は今作の物語で気づかされました。

    北條の一途さに李衣や千隼が救われたものって大きいと思うんですよね。いろんな視点から気づいてもらえるような物語になっていればいいな…と。

    いえいえ、真面目な感想も大歓迎です✨
    この作品と出会ってくださり、ありがとうございました。


    理人

    作者からの返信 2023/06/06 19:17

  • 登場する全ての人が優しくて、強く逞しくて、それでいて脆くて、だから必死に生き方を、思いを模索しては悩む日々を送っていて。
    怖いね、辛いね、苦しいね、そうやって頭を撫でてあげる存在が噛み合わなくて抜け出せない世界をもがく孤独な時間を、私は大丈夫と必死に鼓舞して旗振って、私はここだってどうにかして証明しようとしてて。
    救えない命とか本を読む私の手から溢れていく人の想いとかが本当に叫んでいるみたいですごく刺さりました。
    私の文才じゃ足りなくって、どうしたらこの気持ちを文字にできるのか分からないです。でも、ただただ綺麗だった。物語全てが綺麗で優しくて、心動かされるものでした。

    諦めるって口で言うほど簡単ではなくて、そのくせしがみ続けるのも怖くて仕方ないんですよ。千隼くんの病気への執着、李衣ちゃんの千隼くんとの未来、北條くんの恋、どれも本気。だからあんなにかっこよくて強くって。貫き続けたみんなに拍手地球に感謝ありがとう21世紀って感じなんですよ(やばいおかゆフィールドきてる)

    医者は神様じゃない。奇跡や希望の上に医療はある。でも私は思うんです。きっとその奇跡の下にはやっぱり捨て身の努力があるんだなって。ちょっと私事挟むんですけど、私いまアンメットメディカルニーズとかオーファンドラッグとかについて調べてるんです。というのも、私実は医者志望で。SMAも未だ治療が十分に行えない病気で、このオーファンドラッグ等に属するんです。こういう人を救いたい。私の手で、寄り添い、励まし、向き合い、愛したい。そう思いました。ありがとう。私の中できっとずっと記憶に残る本です。



    はい長文ー。えこれ誰?……ああなんだ橋本環奈か(白目)
    おかゆってこんな真面目な文書けたんだとか思ったそこのあなた。全面的に同意です、

    ただこれでも書き足りないんですわ。お?文才の無さにひれ伏してますけどなにか。ええ。これでも成績優秀者よ?……クソが🥺←
    え絶対書き残したことあるってもーやだ。あ、あれだ。北條くんこっち来ない?私の隣ガラ空きっすけど。
    やばい情緒不安定すぎてそろそろ私の怒りで銀河揺れる。とりあえず理人さんは今日も神でしたっと。✍️
    多分また読み返します笑それくらいほんとに感動する話で、理人さんの最高傑作再び更新されました!

    読むの大変でしたよねまじすんません。
    (感動してリアル泣いたとか言えない)

    2023/05/05 22:17

    むしろたぶん、理人がびっくりしたように、おかゆ氏も「理人ってこんなのも書けたんだ…」なんて思ったんじゃないかと。いいんだ文才なんか、語彙力なんか捨ててまえ。
    医者志望のおかゆ氏に何かが残せたなら、理人はもう本望なんですね。そして物語のなかの李衣や千隼も報われます、きっと。

    理人は「苦しみ」というものは誰だとしても共通して感じられるものだと思うんです。喜びや幸せ、それらの価値や感じ方は人それぞれだとしても、「苦しみ」というものは誰しもに訪れる分かりやすい感情なんじゃないかなって。
    それが何に対する苦しみだとしても、「死の苦しみ」からは絶対に逃れられない。だからこそ、病気に苦しむ千隼と、それを見守る苦しみに立ち向かう李衣の共通点として理人は描くことに力を入れました。

    理人もこの物語を説明することは難しいです。言葉じゃないんです、本当に。李衣が千隼と「ずっと手を繋いでいる」と言ったように、千隼にとって李衣そのものが「ふたりだけの世界」と表現したように、そこに感じる何かが、答えだと思うんです。

    そして理人が伝えたかった部分も、その部分でした。

    奇跡や希望って、言ってしまえば未知数でもあるじゃないですか。だから見方によっては「限り」がない。けれど医療は限りがある。人の手というものは、やはり限度がある。
    「奇跡や希望のうえに医療がある」
    これはとても解釈に悩む言葉だと理人も思っていて、「医療のうえに奇跡や希望がある」というのなら、まだ医療の先にある「奇跡や希望」というものに可能性を見出だせるんです。

    でも李衣はそうではく、「奇跡や希望の上に、医療がある」と言った。

    奇跡や希望という未知数なものの先に、限りある医療が乗っかっているんです。それがどうしようもできない難病と立ち向かう真理というか、絶望があるなって。じゃあその現実のなかには果たして何があるのか、それが今作のテーマのようなものかと。

    この物語が今後のおかゆ氏が進む道にとって、何かのきっかけのようなものになったら、理人は本当に嬉しいです。

    キャラクターたちの強さ、弱さ、脆さ、最後に残る温かさ。そういったものがおかゆ氏の心にずっとずっと残ってくれますように🍀


    理人

    作者からの返信 2023/05/08 21:10

  • そして、お姉さま。『愛すること、それすなわち理解すること』という座右の銘。それから、妹へのあまり素直ではない愛からくる行動がお姉さまと言わざるおえません。本当にかっこいい。李衣ちゃんの味方で言わずとも理解してくれるお姉さまは素敵で大好きです。

    もっともっと語りたい人たちはいるのですけれど、ちょっと時間がないので頭の中にとどめておくので読んでおいてください。←
    私はこの作品を読んでは毎回涙が出てきます。言葉では表せないようなぐわーという感情をもちます。そしてとても大好きだなぁと感じます。りっちゃんのたどり着いた李衣ちゃん達の幸せを噛み締めることができて私も幸せでほんっとうによかったなって思います。

    それでは、また近々来る予定なのでよろしくお願いしますっっ!!りっちゃん、いつもいつもありがとうです!!!大好きですっゆんでした~!

    冬野 ゆん 2023/04/01 20:28

    いいんです、ファンレターにも書いてもらっていたので、理人はそれで大大満足なところがありましたが、こうしてやっぱり丁寧に送ってくれるゆんちゃんが大好きだ。

    こちらにまとめて返信させていただきます✨

    理人、基本的は自分の作品はわりと何回も何回も読み返す人間なのですが、実はこのお話だけ、そのなかでも劇的に読み返した回数が少ない作品なんです。それは内容が苦しいから、辛いから、なんてことではなく、1回読むだけでわりと深いものが伝わってくる、そんな気がしていて。もちろん読み返すたびにそれがパワーアップしていく構造にはしてあるのですが、1回で十分感もあるのも、この作品だと思います。

    それぞれのキャラクター、いろんな観点や視点から共感できるものを詰めに詰めたのが今作品ですので、最初の李衣に対しては今どきの女の子であれば共感が多いんじゃないかと。そして読んでいくにつれ、あれ?となり、けれどやっぱり出てくる李衣の弱さに対しては、そりゃそうなるよ…なんて読者様に感じさせたくて。けれど、最終的に彼女が手にした、理解した強さというものを伝えたかったキャラクターですね。

    次に浅倉。彼の本心というか、深い部分は、理人もよく分かっていないというか、完全にはやはり理解できていないというのが実際のところです。彼の言葉や行動のひとつひとつには、きっと表面上で感じるもの以外のもっと想像もできない深い想いが隠れているはずで、それは書きながら理人も考えさせられるキャラクターでした。ですが浅倉にとって李衣は、彼の世界そのもの。ここだけは、どの読者様が読んだとしても共通できる理解の部分なんじゃないかと。

    そして北條。ある意味で、もうひとりの主人公ですね。最後に北條がすべて持っていった、じゃないんです。やっと北條に譲り渡された、託された、なんですね。そうとしか表現できない部分で、彼の成長物語も描いています。

    お姉ちゃんは、理人が李衣に伝えたいことを代弁してくれたキャラクターでもありました。彼女の言葉は理人の言葉でもあります。またそういった視点で読み返してみると、新たな発見があるんじゃないかと。

    もちろんゆんちゃんの思いは伝わっております!
    こういった切ないジャンルにも真っ正面からぶつかってくれるゆんちゃんには感謝しかないです。
    本当にありがとう💫💫


    理人

    作者からの返信 2023/04/02 12:26

  • 感想送らせてもらいます詐欺をしていましたゆんです。あれ、結局送っているから詐欺じゃない…?
    決して忘れていたわけではありません。りっちゃんの作品が誘惑してくるんで、りっちゃん歴代作品が悪いんです。(訳・全部大好きで読みたい欲求を抑えられなかったんです)というわけで寄り道をしてきました。ガムとかオレンジジュースとクッキーとかスズメの餌とかバルサミコ酢とか…、、、
    今回は確実に文字数が足りませんので頑張って読んでください!登場人物達について語らせていただきます。

    まず李衣ちゃん。初め李衣ちゃんは恋をしてうまくいかず立ち直ってまた恋をする。今どきを代表するような女の子だなという印象で素直なところがかわいいなぁとおもっていました。しかし、浅倉くんに恋してそれが愛になって。現実の残酷さに飲まれてしまいながらも懸命に幸せを紡ごうとする。それが李衣ちゃんなのだなと思いました。それが分かるのは、李衣ちゃんの言葉、言葉や行動の節々なんですよね。浅倉くんへの何気ない言葉、思いかけず爆発してしまう気持ち、受け入れることをしたくないけれど受け入れなければならない感情を愛として浅倉くんに渡し続ける。そんな李衣ちゃんが私は大好きです。

    次に浅倉くん。彼が望む世界は李衣ちゃんそのものであって愛であるのではないかなと思いました。そして、その世界をというより李衣ちゃんをずっとずっと大切に愛し続け、愛し抜く。浅倉くんは儚いのに力強く、自分自身とても大きな辛いものを抱えていながら、日々を大切に李衣ちゃんを愛することで自分を幸せ者にした、そして最後まで李衣ちゃんの幸せを思い続けた。同じことを繰り返し言っているようですが強く感じたのはこれなのです。

    そして、北條くん。彼がいなければこの最大限のしあわせはなかっただろうなという人です。はじめは北條くんのライバル的な立場なのかな、でも大事な人物なのだろうなと思っていました。そして、本当にかっこいい人でした。浅倉くんの最大の友人として、ライバルとしてまっすぐにはなれていないけれど一途で李衣ちゃんと浅倉くんをまとめて受け止める。もう一途すぎて涙出てくるなぁというほどかっこいい人だと思いました。

    冬野 ゆん 2023/04/01 20:18

  • 理人さん、初めて感想を書かせていただきます。
    浅葱色の約束からずっと読ませていただいていて、今回の作品も冗談抜きにとても感動しました。初めて聞く病気ではなかったのですが、詳しいことを知らなかったのでびっくりしたところが多かったです。途中で李衣ちゃんに何度も感情移入してしまいました。
    これからも理人さんらしい作品をたくさん書いていただけたら幸いです。応援しています。

    るな 2023/02/15 00:16

    るな 様、初めまして。感想ありがとうございます。

    理人の作品は多様なジャンルに挑戦しているからこそ、こういう物語は埋もれがちになってしまうんですよね。
    ですが理人の原点作品でもある『浅葱色の約束。』から読んでくださったと聞いて、るなさん含め、そういった読者様が中にはいらっしゃると思ったら、とても嬉しくてありがたく光栄なことですし、感極まるところもあって、やっぱり偏らずいろんなジャンルを書いていこうと改めて思いました。

    この物語は取り上げさせていただいた病気についても、理人も読者様もイメージしてしまえる部分もあり、胸にくるものがたくさんあったかもしれませんが、そういうものをあえて大切にしようと心がけて執筆しました。
    なにか伝わっているものがありましたら嬉しいです。

    応援ありがとうございます。これからも理人の様々な小説を覗いてやってくださると嬉しいです💫


    理人

    作者からの返信 2023/02/15 22:08

  • 理人さぁぁあん!こんばんはですお久しぶりです彩空百々花です。
    今日やっと本屋に行けたので、理人さんの書籍化作品あるかな…??と期待しつつ野いちごコーナーに並べられていたので即購入しました!

    ここの感想ノートにお邪魔させてもらっているのですが、まだこの作品を読めていません…。(←すみません、絶対読みます)ようやく学校のテストが終わり、野いちご大賞の作品も完結し、理人さんの作品を読みまくる、というなんとも天国な毎日がやってきます😏

    「ここは君が夢みた、ふたりだけの世界。」を読み終えたらまたこの感想ノートにお邪魔しますね…!多分その時は現在進行系で泣いてしまっているのではないか…?(笑)結構涙脆い方なので一度泣いてしまうともう涙が止まらず…、どんどんヒートアップしていくんですよね……。

    私には小学校の頃から「小説家になりたい」という夢があるので理人さんの背中を追いかけながらこれからも執筆を頑張ろうと思います!

    まだ中学生の未熟な私ですが、理人さんに見守っていてもらえるのならめちゃくちゃ頑張れる気がします…!今後とも彩空の心の癒やしをどうか宜しくお願い致します。←(??)

    彩空百々花 2023/02/09 00:41

    彩空さああああああん!!!お久しぶりです!こんばんはっ!✨

    書店で理人を探してくださりっ(?)、そして購入してくださりっ、本当にありがとうございます!!キュンキュンにドキドキに、ちょっぴり感動に、なんかもうとりあえず詰め込んだ完璧な1冊ですので、タムラ圭様の素敵なイラストと一緒にキュンキュンしてくださると、遠く離れた理人がテレパシーを受け取ってニヤつきます!!!😇😇

    そしてテストお疲れ様です!!そんなご褒美になるかは分かりませんが、たくさん理人作品を漁っちゃってくださいっ💕

    この作品は、理人史上いちばん泣けるだろうと確信している物語です。理人自身も涙しながら書きました。それくらいリアリティーも感じることができるので、命を大切に思えるようなお話なんじゃないかと。
    もちろんティッシュは必須です。

    理人はそこまで追いかけられるような背中をしているか不安になってきたのですが、というよりガッツリ振り向いて逆に向かっていくのが理人なのですが()、もちろん見守ります!!机の下がいいですか、ベッドの下がいいですか、どこをお望みですか?(やめとけ)

    そしてそしてっ!理人もただいま彩空さんのコンテスト作品を読み始めたところでして……!!開始10ページくらいで甘すぎねえか……頬がどうにかなりそうっすよ……、ニヤニヤが止まらなくて大変なのですが、どうしてくれる←

    こちらこそ今後ともよろしくお願い致します!!💕✨


    理人

    作者からの返信 2023/02/10 00:56

  • 現在進行形で死ぬほど泣いてます古宮です……ッ
    ちょ、普段の軽いノリとか冗談とか、マジで言えないので珍しく真面目なこと言わせてください
    (あ、ただいまリビングにて家族に引かれながらも保冷剤で全力で目冷やしてます)
    実は最近、ちょっと荒れてまして。学校とか行きたくない〜とか、マジで沈んでたりしてて野いちごも覗きにくる気になれなかったんですよ……ほんとに廃人で。
    で、今日ふと野いちごに久しぶりに来てみて、理人様の書籍化を知り、最新作のことを知り、あとはもう100ページあたりから涙が止まらないままページを捲り。
    多分後にも先にも、こんなに泣けることってないんじゃないかなぁって思いました。ハンカチびしょびしょ、ポケットティッシュ2つ消費しました。
    結末が、奇跡が起きて2人は幸せに!じゃなかったのが個人的にいちばん感動しました。千明くんが登場したのも大号泣ポイントで……。
    ほんとうに、理人様公式ストーカーを名乗れるのが幸せすぎます(やっと涙止まりました…)。キャラについて語りたいんですけど、今泣きすぎて頭痛いので失礼します…
    この物語でこんな風に涙を流せて、本当に今多幸感で溢れてます。確か初めて読んだ作品でも感想ノートに書かせていただいたのですが、この物語と出会わせていただいて、本当にありがとうございます。

    蓮見瑠夏 2023/02/04 23:36

    理人もこの作品だけは超真面目な、第三の理人でお返事を書かせていただきます。

    今回は挑戦でもあって、確実に今までには無いジャンル、読者様もコアな方しか目に通してくれないだろうなと初っぱなの時点で思っていて。
    むしろそれでいいと、だったらその読んでくれた読者様全員の心に残る作品にしてやろうと、そう心に決めて作り出した物語でした。

    このお話では大きなテーマとして分かりやすく「難病」を取り上げていますが、結局の内容は「生きること」なんですよね。
    「命」「生きること」「死」、それは病気を患った方だけでなく、今を生きている人みんなに共通することなんじゃないかって。だからこそ、登場人物たちの葛藤を理人も深く描くことができました。

    死に対する恐怖って、きっと誰もが持っていて。いつか終わってしまうことだけは分かっているからこそ、生きている今を楽しもうとしたり、反対に焦ったり、いろんなものに執着したり。
    人間は誰しもがそれぞれいろんなものを抱えていて、苦しみというものは表面に見えるものばかりではないので、やっぱり半端なことは言えないんですよね。
    なので今回は病気を通して、少しでも誰かの心を穏やかにできたらいいなと思いました。

    なので古宮ちゃんの多幸感で溢れていると言ってくださったお言葉に、この物語を作ろうと思った理人自身も救われました。

    理人もいろんなことが嫌になってぜんぶから逃げたくなるときがあったり、いっそのこと死んだほうがラクなんじゃないかと思ってしまったときもあります。
    でもそういう経験が逆に活きて、今回のようなお話を作り上げることができたりして。古宮ちゃんに感動を与えることもできたりして。それだけで、このお話を作ったことは無駄じゃなかったと思えました。

    という、今世紀最大に熱く語ってしまいました。それほどこの作品は理人のすべてを詰め込みました。

    古宮ちゃんに少しでも何か与えられたものがありますように……💫


    理人

    作者からの返信 2023/02/05 10:15

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