イケメンクラスメイトの推し愛が重い
梅森くんにもらってばっかりな気がするんだけど…。
「……あ。
じゃあお願い、してもいい?」
「私にできることなら」
「……触ってもいい?」
恥ずかしそうに、私に控えめに視線を送ってくる梅森くん。
え…触るって…
「え、やだ」
「……う…塩対応でも好き…」
「や、塩対応とかじゃなくてね!?」
さっきステージに立ってたわけですし…
実はこの衣装、夏が近づいてる今着るのは結構暑くて…。
「やばいくらい汗かいてて…!
その…梅森くん、絶対『汚なっ!』って思うだろうから…」
「……汚いなんて、思ったことないし」
「今まではなくても、
今は思うかもしれないから…!」
「じゃあ俺が嫌じゃなければ、
触ってもいいってこと…?」
「え……あ…
梅森くんが本当に後悔しないなら…」
いいよって言ったら
梅森くんの手が、私の頬に触れた。