俺様御曹司はドン底OLを娶り愛でる~契約結婚だと思っていたのは私だけですか?~
「そんなかわいい顔して煽んなよ。止めてやれなくなる」

「……旭さんの好きなようにしてください」

旭さんが優しく微笑み、唇を重ねてきた。

「夏香、愛してる……」

唇を触れ合わせたまま旭さんが甘く囁き、そして腰を高く突き上げ始める。

「……っ……ああっ……」

今までに感じたことのない痛みが身体を駆け巡る。

さっきまでいかに手加減されていたかを思い知った。でも、痛みよりもうれしさや幸福感の方が大きい。身悶えながら旭さんに目を向けると、艶っぽい表情をしていてゾクッとする。

旭さんも感じてくれているのかな。

「……好き。旭さんが……好きです」

気持ちを伝えたくて身悶えながらも必死に口にし、彼のしなやかな身体にしがみついた。

「俺も夏香のことが、好きだっ……大好きだ」

「ああっ!! んんっ……」

好きと言われるたびに胸がキュンとして身体が疼く。

「そんなにきつく締め付けられたら……」

次第に鈍痛が消えていき、快楽が押し寄せてきた。私の甘い声が部屋に響くと、一段と旭さんの動きが激しくなる。

「もう……おかしくなっちゃいそう……です」

「……なれよ。俺ももう限界だ……くっ……」

熱情を含んだ瞳が私をまっすぐに捉えると同時に、ダメ押しのように強く突かれた私は、そのまま意識を失った。
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