一夜の過ちは一生の過ちだった 【完】
「姫野さんはパーティーの後とか、昨日とか……。
クロエさんと連絡、取りましたか?」
「クロエくんと?ううん。
クロエくんって、あまりスマホ触らない人だし。
どうして?」
「いえ、何でもないです」
聞いたって何が起こるわけでも、変わるわけでもないのに。
なんで聞いてしまったんだろう……。
話題を変えたくて、ライムとレモンとはいつから一緒に暮らしているのか聞いた。
姫野さんは嬉しそうに2匹との出会いや、外出中にされたイタズラの話をしてくれた。
イタズラされても可愛さの方が勝っちゃう、と姫野さんは笑う。
気が付いたら空はすっかり暗くなっていた。
たった5分の距離なのに、姫野さんは駅まで送ると言ってくれた。
なんでこの人はこんなに優しいんだろう。
姫野さんを見ていると、素直に羨ましいと思う。
真っすぐに生きてきた人に見える。
姫野さんは付き合ってる人はいないし、モテないと言っていたけど、きっと気づいていないだけだ。
今の関係を壊したくなくて、どんなに好きでも好きだと言えない人はいる。
自分が茉莉香に何も言わず、これまでやってきた様に。
茉莉香と姫野さんは似ている。
顔とか性格、ではない。
この人のそばにいたら自分も真っすぐな良い人間になれるんじゃないか、という感じ。
それが似てる。
元々、茉莉香のそういうところに惹かれた。
結局は自分は汚い感情でドロドロで、醜くて、真っすぐになんてなれていないけれど……。
クロエさんと連絡、取りましたか?」
「クロエくんと?ううん。
クロエくんって、あまりスマホ触らない人だし。
どうして?」
「いえ、何でもないです」
聞いたって何が起こるわけでも、変わるわけでもないのに。
なんで聞いてしまったんだろう……。
話題を変えたくて、ライムとレモンとはいつから一緒に暮らしているのか聞いた。
姫野さんは嬉しそうに2匹との出会いや、外出中にされたイタズラの話をしてくれた。
イタズラされても可愛さの方が勝っちゃう、と姫野さんは笑う。
気が付いたら空はすっかり暗くなっていた。
たった5分の距離なのに、姫野さんは駅まで送ると言ってくれた。
なんでこの人はこんなに優しいんだろう。
姫野さんを見ていると、素直に羨ましいと思う。
真っすぐに生きてきた人に見える。
姫野さんは付き合ってる人はいないし、モテないと言っていたけど、きっと気づいていないだけだ。
今の関係を壊したくなくて、どんなに好きでも好きだと言えない人はいる。
自分が茉莉香に何も言わず、これまでやってきた様に。
茉莉香と姫野さんは似ている。
顔とか性格、ではない。
この人のそばにいたら自分も真っすぐな良い人間になれるんじゃないか、という感じ。
それが似てる。
元々、茉莉香のそういうところに惹かれた。
結局は自分は汚い感情でドロドロで、醜くて、真っすぐになんてなれていないけれど……。