if...運命の恋~エリート循環器医は彼女を手放せない~

「ああ~~!薫先生だぁ~!」
「・・・木村先生、こんにちは」
「アハハッ・・・そうなんだぁ~?! 薫先生も講演を聴きに来たんですね? あっもう時間が・・薫先生、ほらッ行きましょ!」
「エエッ?・・・木村先生、私は」
「ホラッ・・走りましょ!せっかくの講演が聴けなくては申し訳なくて・・」


強引に私の背中を押しながら、会場に入る木村先生に驚くけど、最後は手を引っ張られた

講演会場の厚いドアを開けて、空席を探した。
真っ暗な階段を 転ばないようにゆっくりと足をすすめて・・・

”うん?・・・・聞き覚えのある声に 壇上を見た”

私の動きが完全に止まった。  ・・・・・俊・・・・・・?



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