目の前の幸せから逃げないで

毎日は 目まぐるしく 過ぎていく。

人の気持ちも 興味も あっという間に 変わっていく。


でも 人の本質って そんなに変わらない。


飽きっぽい人は 何年たっても 飽きっぽいし。

几帳面な人は 何年たっても 几帳面だから。


変わらないものだって 確かにある。

変わるのなら それに合わせて

自分を アップデートすればいい。


私は 翌年の2月に 娘の理帆を産んだ。

既成事実に 後押しされたことで

私は やっと 自分の気持ちに 素直になれた。


光毅のために 身を退いているような ふりをしてたけど。

本当は 私自身が 世間体に 縛られていた。


両親や 周りの人に 軽蔑されるんじゃないか。


世間の目を 気にして 大切な物を 手放すところだった。


私達は 仕事も家も 全部 一緒だけど。

ストレスや 息苦しさなど 全く感じない毎日。


こんなに 幸せな日々を 手放さなくて 本当に良かった。







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