【 短 】手紙の答え合わせ。
席に着いた後、まだ逃してくれそうにない人がいた。
まぁ、想像ついてたよ、愛奈がいること。
だてに私の親友してないからね。
出会ったのは高校からだけど今では大事な存在。
可愛くてモテるんだよ……羨ましい。
そーゆーふうに言うと愛奈は必ず、「無自覚って怖い」って言う。
意味わかんないよね?
「にーーーのっ。吐いてもらうよ〜〜っ」
にっこり笑ってる愛奈。
うわぁ、怖い。
「………ってだけだよ」
愛奈に全てを吐いた私はげっそりしていた
質問攻め、やめてほしい、切実に。
そーゆー愛奈は、
「なるほどねぇ〜〜遺伝子って怖いわ〜」
なんて言ってた。(意味はわかんなかったけど…)
「じゃーーーそろそろ動き出すねぇ……あいつが」
「……?あいつ?」
誰のこと?そう首を傾げる
「あぁ、一途っていっても本人が気づかないなら報われないよねぇ…」
なんて言ってる愛奈、怖い。