俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する

陽だまりcafe Open

「おはよう。お兄ちゃん、今日はイベントだから、早く行くね。」
階段下から二階に呼びかける。

今日は収穫は休みで、完全にのんびりモードの兄はまだ起きてこない。

果穂は久々のイベントで朝からソワソワ、忘れ物が無いか確認してから家を出る。

あれから主催者に連絡して、まごころファームの横の場所を確保出来たし、みかんもレモンも充分な量を積んできた。

天気も申し分ない秋晴れだ。

「おはようございます。良い天気で良かったですね。」

まごころファー ムの中山さんに挨拶をして出店準備に入る。

「今日は亮太君、手伝いに来るの?」

「忙しくなったら来てくれるみたいです。」

「そうか、相変わらず過保護だねー。
多分オープン時間が1番忙しいから早めに呼んだ方がいいかもよ。」
中山さんからアドバイスを貰う。

とりあえず、パフェのスタンバイを10個ほど作り冷蔵庫に入れる。
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