俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する

東京デート

その次の日、約束通り9時半に翔さんは迎えに来てくれた。

今日は歩きやすい様に、里穂からシューズを借りて、紺のデニムに白のワイシャツ風チュニック、上にニットの空色カーデガンを羽織る。

翔さんは、茶系のチノパンに白い長袖Tシャツその上に紺のテーラードジャケットを羽織っている。何を着ても決まっている。

「おはようございます。朝ご飯は食べましたか?」

「おはよう、基本朝はコーヒーだけ。
果穂はちゃんと寝れた?」

「はい。あの、良かったらサンドイッチ作ったので食べますか?」

「ありがとう。果穂が作ったの?食べたい。とりあえず乗って。」

「はい。お邪魔します。」
車の中は適度に温かくて心地良い。

「寒く無いか?」

「はい、大丈夫です。」
今日も変わらず心配症で、微笑んでしまう。

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