キミの言葉で、人生に光が灯りました。
「ねえ、ようすけにーちゃん、きょうりゅうやってー」
「はいよー」
翌日、俺は圭一の家に行って、奴のいとこ達の面倒を見ることにした。
いとこは、2人いて上が小2の女の子で、下が4歳の男子だった。
そんな俺は、今恐竜のパペットを持って、4歳児の適役をしているところ。
4歳のそいつは、新聞紙を丸めて作った剣で俺のパペットをはめた手をめちゃくちゃに叩いてくる。
ガキの力っていっても、手加減を知らないようで痛い。
「ようすけにーちゃんって、けいいちにーちゃんと、がっこういっしょなんだよね!」
「そうだよ」
「なんできたの?」
「圭一に呼ばれたの」
「けいいちにーちゃん、なんでよんだの?」
5歳のそいつは、小2の女の子の勉強を教えてる圭一に尋ねていった。さっきまで持ってた新聞紙の剣をその辺に置いて。
「だって楽しいだろ? こうやって遊んでくれる奴増えると」
「うん、なんでもっとはやくよばなかったの?」
「もー邪魔しないでよ! わたし、今宿題してんだから!」
「ねえちゃん、オレ、けいいちにーちゃんにいってんの!」
「ほら、喧嘩するなって。ああ、この問題で止まってるんだったな。これは、掛け算の九九を思い出してやってごらんよ。あっ、ここにいると恐竜が火噴いちゃうかもしれないぞ。はやくやっつけなきゃ!」
「そうだった!」
4歳のそいつは、また俺のところに戻ってきた。
にしても、圭一はなんでこんな一度に2人の子供の相手ができるんだろう。
悔しいけど、俺には到底無理だ。


