先生は意地でも振り向いてくれない
「めっちゃいい」
「梶くんに、いいって言われてもね」
「さっきから何なんだよ」
ヘアゴムは持ってないからそのまま手を離すと、肩に落ちる髪。
「葉月って髪、綺麗だよな」
「へ?そう」
「何?鳴宮とキスしたいの?」
梶くんは私の髪の毛を触りながら聞いてきた。
梶くんは私が先生のことを好きだって知ってる。
ってか最初にしゃべった一言が「葉月って鳴宮のこと好きだろ」だった。