ゲームクリエーターはゲームも恋もクリアする
若葉は東堂の告白に驚き、時が止まったかのように固まった。

その時、若葉の脳内では東堂のセリフがリピートしていた。

我慢 優しくするのは君だけ アプローチ 本気・・・ 


そんな若葉に、東堂の大きな手が若葉の左頬にそっと触れた。

「河合さん?」

東堂が言うが、若葉は固まったままだ。

「河合さん?拒否しないならこのままキスするよ?」

若葉は自分のお置かれている状況が信じられない状態で、半分夢なのではないかと考え始めた。
そっか、夢なら楽しもう・・・。
若葉はそのまま瞳を閉じた。

「・・・してください・・・。」

< 29 / 128 >

この作品をシェア

pagetop