恋の♡魔法のチョコレート

Magic2.オージ先輩

文化祭の準備が始まる。

小鳩が作るチョコレートとみんなで作るクッキーをチョコ研として売り出すことになった。

とは言ってもクッキーも小鳩が下準備してくれるんだけど。

用意してくれた生地を繰り抜いたり飾ったりして焼くことが私たちの仕事で、今日は試しに焼いてみることにした。

「そらぴょん、それ何の形?」

「カエル」

「それクマだよ!目ぇ付けるとこ違う!」

その隣の調理実習台で小鳩は真剣な顔で刻んだチョコレートを生クリームと混ぜている。
しなやかな手つきでゆっくりかき混ぜながら湯煎をし、入念にチョコレートを確かめてる。
わかりにくいけどいつになく気合を感じた。

「定番なのは市松模様かな、シンプルだし可愛いよね。でも映えるかって言ったら…普通だよねぇ」

森中部長はクッキーも模様をあーでもないこーでもないって考えてる。
私たちに意見を求めながらラッピング方法やら、リボンの色やら、小鳩がパティシエなら森中部長は経営者って感じの…本当に小鳩が言っていた通りで。

「チョコレートはやっぱり箱がいいよね!ちょっとお値段しちゃうけどその方が絶対欲しくなるよね、小鳩くんのチョコレートだもんね!」

信頼、してるんだなって思った。

あと今日もそらぴょんは大人しかった。

私としか目を合わさない不自然さをそろそろ教えてあげた方がいいかな、森中部長めっちゃそらぴょんはのことも見てるのに。チョコレートに合うリボンの色聞いてるのに。
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