悪役令嬢の姉に転生した枯れ専女子はイケおじにしか興味がない!〜あと三十年経ってから出直してきなッ!!!〜
上からスースーと寝息が聞こえ始めたらヴィクトリアタイムのスタートである。


「はぁ…………陛下好き」


ヴィクトリアの独り言が静かな部屋に溶けていく。
この時だけは、ヴィクトリアがシュルベルツ国王陛下を独り占め出来る特別な時間なのだ。


「…………大好きですわ」


ポツリと本音を呟いて、恥ずかしさに悶えていた。
幸せいっぱいのヴィクトリアは、このご褒美タイムを密かに楽しみにしている。


「もう陛下なしでは生きていけませんわ」

「…………僕もだよ」

「え……………?」

「ねぇ、ヴィクトリア……もう一回、僕の目を見て"好き"って言ってみて?」

「ーーーッ!?!?!?」






シュルベルツ国王ルートend❤︎
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