愛されることに 慣れていなくて
「あぁ美味しかった。本当に美味しかったです。ごちそうさまでした」
「菜々子ちゃん、また隼人くんに連れて来てもらいなさい。いつでも大歓迎よ。」
「大将、花さん、今日は突然だったのにありがとう」
「いいのよ、顔を見せてくれるだけでも嬉しいんだから。今日はほら、大好きな菜々子ちゃんを連れて来てくれたし」
「菜々子ちゃん、またおいで。待ってるよ」
「はい、今日はありがとうございました」
彼が会計を済ませると、二人とも優しい笑顔で見送ってくれた。
駐車場に行き、彼が助手席のドアを開け「どうぞ」とエスコートしてくれる。
「隼人さん」
「ん?」
「ごちそうさまでした。凄く美味しかったです」
「どういたしまして。今からまたドライブだ」
「はい、運転ありがとうございます」
彼は微笑んだ。