イケボ歌い手がグイグイ来る
──────ガラ


古い木の扉を開けると、広がる紙の匂い。



「ふぅ……」


人気のないここは図書館。


校舎のある1号棟とは距離があるから人が少ない、

というかお昼は人が一人もいない。



時々部屋の前を部室にいく生徒が通るくらい。




そんな図書館で、いつもの席に腰掛け、


手にかかえていたタブレットと、ノートを広げる。




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