トゥインクル・ラバー!
今日から本格的に、幸星フェスティバルの準備を進めていく。
わたしたちはまず今年度の企画案を出すことにした。
こうして朝も、昼休みも放課後も集まって。
それぞれ部活はあるけれど、出られるメンバーでどんどん進めていこうということになっている。
「みんな、おはよ」
「「「綺星!」」」
「しばらく休んで悪かった」
「ボク、心配したんだからね!」
「何言ってるの天馬、みんな心配してたわよ」
「これで6人揃いましたね」
「待ってたぜ!主役っ!」
いつも通りだ。
わたしが知っている、この空気感。
「綺星くん、おかえりなさい」
「ただいま」
…それでもどうしたって晴れない心は、気のせいなんかじゃない。
本当にいなくなっちゃうのかな。
わたしを好きだと言ってくれたことは、夢物語のまま終わってしまうのかな。
わたしだってまだ、綺星くんに何も伝えていないのに…っ。
「僕、いろいろと調べてきました」