孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている
温かい手
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月曜日。



「ふえ……っ、ぐしゅ」


朝からもう何度目かわからないくしゃみに襲われながら家を出た。

額のあたりにぼんやりと熱がこもって、視界も心なしかぐるぐるしてる。


これって……風邪?


小さい頃からむだに健康優良児だったわたしは、この独特の気だるさに慣れてないから、ちょっとの熱でもだいぶしんどく感じてしまう。


昨日、バスタオルと洋服を一式貸してもらったのに、さっさと着替えなかったのがいけなかった。

雪くんのことを考えすぎて、寝不足が祟ったのもあるかも……。


風邪くらいで学校を休むわけにはいかないし、がまんがまん……。

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