孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている
だめだ。
もうなにを言っても不正解にしかならない。
無理やり不正解にさせられる。
「次、ベッドから降りようとしたら犯すよ」
口調は軽いのに、本領くんの脅し文句にはたしかな重力がある。
冗談だとわかってても体をぴしっと正しちゃうような、呪いめいたチカラがある。
王様だと実感させられる……。
「もう、降りません……」
「そう、それが正解」
いい子だねっていうみたいに頭を撫でられた。
本能を誘い出すような甘い声。
王様な本領 墨くんは、わたしの心臓すら支配しているように思えた。