孤高の極悪総長さまは、彼女を愛しすぎている
月に隠れた秘密
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あれから1週間。

嘘みたいに平和な日常が戻ってきた。


今もまりやちゃんが隣にいて、佐々木くんとの恋路を聞きながらお弁当を食べてるところ。



「でさ……ついに昨日、……しちゃったんだよね」


誰かが近くにいないかきょろきょろと確かめたあと、こそっと耳打ちしてきたまりやちゃん。

聞いただけなのに、かあっと顔が熱くなった。



しちゃったって……。

キスは付き合ったその日に済ませてるはずだから、……だから……。



「ええと、つまり……」

「そう、キスよりすごいこと」

「っ!!」


う、うわああぁ……大人だ。

輝いて見える、眩しい……。



「それってさ、その……どういう流れでそうなる、の?」

「ええ〜? なんか、ふたりでくっついて座って、いつもみたいにキスしてたら……自然と?」
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