溺愛前提、俺様ドクターは純真秘書を捕らえ娶る


 初めての妊娠で知識もないため、病院で教えてもらったことの他に自分でも調べて妊娠中にいいことを積極的に取り入れている。

 摂取した方がいい栄養をなるべく摂るようにし、念には念を入れてサプリメントも用意した。

 晃汰さんも私の妊娠がわかってから、これが妊娠中の体や胎児にいいなどといろいろなものを買ってきてくれたりしている。

 急な過保護な対応に戸惑ってしまうけれど、大事にされているのが伝わってきて嬉しい。

 時刻は十七時頃。

 もう日も短くなり、この時間になると外は真っ暗。一カ月前はまだ明るい時間帯だったのに、冬も着々と近付いてきているのを感じる。

【体調がよければ、今晩外で食事をしないか?】

 お昼過ぎ、晃汰さんからそうメッセージが送られてきた。

 突然のお誘いが嬉しく、体調も良好だったためすぐに【大賛成です!】と返信をした。

 その後、夕方あたりに入ってきたメッセージには、お店を十八時に予約したという知らせとお店の情報が添付されていた。

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