好きよりも、キスをして
「ひいろ……っ。ど、して……」
「(今は、黙れ)」
「んっ……!」
朱音、今、俺は誓うよ。
お前になら。朱音になら。
俺の全てを捧げられる。
何でも話せて何でも許せる存在になる。
だから朱音。
お前も、俺に全てを委ねろ。
何でも話せ。思ったこと全部。
今まで話せなかった分、何時間でも。何日でも。
プハッと朱音が息継ぎをしたのを見て、俺が朱音の唇を解放する。
すると顔を真っ赤にさせた朱音が、恐る恐る俺を見た。そして、小さな口を、自信なさげに動かす。