電子商業誌企画文と絵(小説を読むボタンから見てください)
文鳥は要りませんか?
26「 健気」
吉松(きちまつ)before
「炭水化物ダイエットは危ないから止めてね」
と、数少ない好意をいただいてくれる、浦野に言われたことを意識してる。
だから、沢山の農家から、型くずれや傷ありの、安い野菜を沢山買ったり、棄てるレベルの野菜ももらって、茹でてやらかくして大量を一食分を個別ラップにして冷蔵・冷凍庫で冷してる。ジャガイモや輪切りにカットしたサツマイモに大根や人参やレンコンやひとつまみくらいにカットしたかぼちゃやを茹でてやらかくしてる。
小柄な鳥なら三十羽未満飼って良いよと大家のお墨付きのコンクリの床に絨毯と壁に壁紙をはりつけた-LDKの七畳の部屋に床から三十センチの位置に鳥籠を設置する棚と鳥籠が二つある。そんな大切な場所で。
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吉松(きちまつ)after
明後日は、財布をしばる為にポテトチップスと熟して安くなったミニトマトを一袋食べる予定。
明日は小ぶりの一袋分のサツマイモを湯がいて冷したモノを少しと、乾燥ワカメを六十グラム水で戻し、酢を大さじ二杯かけて食べる予定。
冷したジャガイモをラップしたモノを昼休み「ほっちょぅ」の自分のデスクで食べてる。
昨日は輪切りで湯がいた人参だった。
一昨日はお馴染みの農家からもらったフスマを大さじいち呑みこみ、アガリ(大根)をスーパーやコンビニで棄てられる醤油をこころ持ちかけ、よく噛んで食べる。
先一昨日はレンコンを湯がいて冷した輪切りのモノをよく噛んで腹持ちに間に合わした。
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火音(かのん)before
農家から選りすぐりのシード(あわや、あわのほや、ひえや、きびや他)を買ってもらい食べてる。
小松菜や豆苗も入れ替わり沢山のプランターや容器で無農薬・殺虫剤で土ごと食べられる自家栽培のモノを毎日食べている。
ボレー粉はKの洗浄焼きボレー粉で白く無いヤツ。たまに、近所のショップで売ってるボレー粉を何度も何度も水洗いしてホコリやヨゴレが落ちたモノを窓越しの太陽でじっくり乾燥させて与えてくれてる。
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火音(かのん)after
たまに獣医師推奨のオカメインコの為に開発された、トウモロコシ(紀北ではナンバという)のフィンチ用に砕いたオリジナルペレットを食べさせてもらっている。
人間の乳児用ポポンSを混ぜた水を飲むこともある。
飲料水は昔から毎日、日本Tリムの皮膚疾患患者に治療し、薦められてる浄水器のアルカリマックス(その結果流れ落ちる、強酸性水は、除菌剤として使ってもらっている)を、使用してもらっている。
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紀真(きま)before
吉松(きちまつ)をランチに誘った。私の支払いで……
業務以外の吉松(きちまつ)が見たかったら
それと、節食してる様を見ていたら、絶体ご馳走したくなったから。
報道バラエティーなテレビ番組でもとりあげられた、市役所の近くの和食Nんにん(壁に大胆に描かれた金魚アートや実際に金魚達が、おしゃれに飼われているのが気持ち良い)のお子さまプレートが最高にリーズナブルにグルメを堪能し、ダイエット出来て、節約にも690円ですむ。
温な食べ物最高の調理加減
油っこくなさ
キャベツ
フライドポテト
エビフライ
出汁味から揚げ
南瓜コロッケ
星型とハート型の温かいご飯
オレジュースで腹を潤し。
バニラアイスで、脳と口と胃を満たす。
二人向かい合わせに至福を堪能する。
「ありがとうございます」と上司の吉松(きちまつ)が丁寧に発する言葉で、私の母性をくすぐる(私に、そんな上等なモノあるのか?)
よし、明日からは、二人分のお弁当を作ってみよう!
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紀真(きま)after
亡き父親の、兄で家の長男のお嫁さんの叔母の鈴子仕込みのランチは、
ゴマ大根葉のうまさ
ジャガイモ、牛肉、大根、ゆで卵の煮物
茄子の生姜油焼き
ピーマンの油焼き
味付け海苔と温かい白飯
何度も何度も
叔母の上質で素朴なのに、箸がとまらない味付けに似せる為に何度も何度も
頑張って、とうとう上司吉松(きちまつ)の胃におさまった。
「うますぎ」
絶句した吉松(きちまつ)を見てると、嬉しくって、堪らなくなった。
二人がお弁当を食べてる会議室は、社長室の隣に会議室として、四の折り畳みテーブルそれに三セットの折り畳み椅子の設置された部屋がある。
ノートバソコン投影器もある。
因みにほっちょぅの会議は各人席で起立の上、社長達が拡声器で司会する。
だから会議室は12席とコンパクトだ。