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華押hanaoshi





プロローグ

1ちゅう秋に言われて皆が集まったのは○○が解体されてる現場で、僕は松葉杖をつく負傷した足の痛みよりも心に出来たばかりの傷が痛くて痛くて堪らなかった。
現場に居るのは僕ら二人以外に徒名「処女」「プレイボーイ」「朴念仁」「あばずれ」の四人他だった。何故この様な徒名をつけたかは個人機密を守るためとうつ病の僕が各人の名前を忘れてしまうからだ。だから絶対に差別を感じないでほしい。そうして暗闇にちゅう秋が用意したスポットライトが○○をグロテスクにした姿を「逃さない」と言わんばかりに明るく照らしていた。
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