王子様の溺愛は、とことん甘い【ハロウィンSS】
可愛いオオカミさん

詩音 side


「…今日は厄日か何かなのかな」



生徒会室にそんな独り言がぽつりとこぼれる。



放課後の生徒会室は、周りに生徒たちの教室がないためすごく静かだ。



そして今日は10月31日。



世の中はハロウィンだなんだと言い、パーティーや仮装を楽しんでるのだろう。



そんな中、学校行事で疲れ果てた挙句、一人でこの部屋に閉じ込められた僕の気持ちになってみて欲しい。



「柚月のやつ、なんのつもりでこんなこと…」



ただでさえ他校との交流会で疲れ切っているというのに、放課後まで芙羽梨に会えていないからますます不機嫌になっていく。

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