君の甘い笑顔に落とされたい。
あぁもう、どうして私ってこんなに頭が回らないかな……。
空っぽになった久世くんの席を見つめたまま、無意識にため息をついてしまう。
と、その時。
「あ!暇人発見〜!」
教室の後ろの扉から、可愛い女の子の声がした。
えっ、なんて振り返れば、久世くんと同じグループの女の子がいて。
「ねぇ椎名〜花戸さん見つけた〜」
「人員確保したよー!これでドロケイできるよー!」
じ、人員確保……?ドロケイとは……!?
「え!花戸さんまだいたの!」なんて、廊下の方から微かに椎名くんの声も聞こえる。
「あのね、これから校内ドロケイしようって話になっててね。でも久世くんがどっか言っちゃったから1人足りないんだよね〜」
「花戸さんも一緒にやろうよ!ドロケイ楽しいよ」