一度倒れたら、溺愛がとまりません!!

許さ…ない

私は元気に出勤するとその日の患者が少なくて私の担当患者の病室移動を最後まで手伝うことができた。

「あかりちゃん、また来るからね!
治療ガンバれ!」

とエールを送り医局に戻った。
カルテの整理をしていると

プルルル…プルルル
緊急連絡が入った。

(事故発生、事故発生。樹山市56番……
で交通事故が発生したもよう。3台の乗用車と歩行者1名が巻き込まれた様子。
3名の重症患者の運び込みを要求します。)

晴が
「3名受け入れます。こちらの病院に運んでください」

重症者3名だと一人ひとりに医者がつくほうが安心できる。でも、救急車や救急の外来としてくる患者もいる。

しかも、今この場にいる医者は私含めずに4名。時間的にも当直の人が来る時間にしては早い。

「私、救急外来と救急車の受け入れに入ります」

晴は、私の体調も万全ではないとわかっているが医者が一人いた方のが安心感は違うと判断し、

「有川先生、お願いします」
と許可された。
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