NGなきワル/バイオレンス長編作完全版!👉自らに過酷を課してのし上がったワルの非情とどうしようもない”ある焦がれ”…。
大打ノボルの秘められた黒い意思/運命の舞台、九州へ ブラック&スマート!痛快な絵図⑨
”うーん…。今の三貫野の分析を整理すると、今回のオレたちが火をつけることになる九州のケンカは、然るべき時期を想定した相和会への対処を東西間で合意形成に持っていく為の、その視点が前提になってるってことだな…”
ノボルは三貫野からの一連の話を、ようやく冷静に捉えることができ、ひとつひとつ解釈を導きだしていた。
”…その際、スキあらば宿願のおいしい獲物をゲットし、大手二社で仲良く分け合うことも暗に認識共有していると…。そこで、東京北部の埼玉境でテリトリーが接してる星流会を使い、相和会にちょっかいを出させることでプレッシャーをかけておく…。これは状況次第で戦争できる下地を敷いていることになり、関東有力組織・東龍会がそこの担当を占めていると…。この背景が今回の全体像につながるのかな…”
彼は、ひとつの結論に到達したようだった。
...
「…そこで、最終的な着地点は、コトの顛末はいろいろと考えられますが…、いずれのケースに至ったとしても、我々がその時どうなのかってことです。ノボルさん、これはオレの…、正確には椎名とも同一の見解なんですが…。今回、球磨黒に一新会へのかち込みを仕掛ける口実は、横浜のガキを束ねる大打ノボルが提供したという”過程”の上ってことになります。その場合、我々の首尾がうまく運んだら、まずもっては東龍会が高く評価してくれると思う」
「…」
ノボルの目線は食い入るようだった。
「…そして、仮に関西側が一新会に恥をかかせた代償をウチらシロートのガキに迫ってきた場合でもですよ、それ、”親筋同士”が話をつけちゃうでしょう。さらっと…。要は、今回の代理戦争のプッシュは、東西共通の対相和会対策ってことで…。これまでとは一種性格が異なるんで。言ってみりゃあ、こっちには、東龍会がたまたま枝のおひざ元でかこっていたガキが熊本滞在中だったんで、お試しで使ったみたいだとかって解釈で立ち消えとなる…。どうです、椎名とオレのこの見立ては?」
三貫野はどこかノボルを試すようだった。
「…オレは椎名という、いいブレーンを持っていることをずっと認識していた。だが、この熊本へきて、さらにもう一人優秀なブレーンが増えた。オレのアクションはそいつらの分析の元、然るべく動けば間違いない。そう確信したとこだ」
「ノボルさん…」
この時、二人の間で交わされたシンパシー…。
それはこれ以降、大打グループ鉄の連携を支える背骨となって行く。
”うーん…。今の三貫野の分析を整理すると、今回のオレたちが火をつけることになる九州のケンカは、然るべき時期を想定した相和会への対処を東西間で合意形成に持っていく為の、その視点が前提になってるってことだな…”
ノボルは三貫野からの一連の話を、ようやく冷静に捉えることができ、ひとつひとつ解釈を導きだしていた。
”…その際、スキあらば宿願のおいしい獲物をゲットし、大手二社で仲良く分け合うことも暗に認識共有していると…。そこで、東京北部の埼玉境でテリトリーが接してる星流会を使い、相和会にちょっかいを出させることでプレッシャーをかけておく…。これは状況次第で戦争できる下地を敷いていることになり、関東有力組織・東龍会がそこの担当を占めていると…。この背景が今回の全体像につながるのかな…”
彼は、ひとつの結論に到達したようだった。
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「…そこで、最終的な着地点は、コトの顛末はいろいろと考えられますが…、いずれのケースに至ったとしても、我々がその時どうなのかってことです。ノボルさん、これはオレの…、正確には椎名とも同一の見解なんですが…。今回、球磨黒に一新会へのかち込みを仕掛ける口実は、横浜のガキを束ねる大打ノボルが提供したという”過程”の上ってことになります。その場合、我々の首尾がうまく運んだら、まずもっては東龍会が高く評価してくれると思う」
「…」
ノボルの目線は食い入るようだった。
「…そして、仮に関西側が一新会に恥をかかせた代償をウチらシロートのガキに迫ってきた場合でもですよ、それ、”親筋同士”が話をつけちゃうでしょう。さらっと…。要は、今回の代理戦争のプッシュは、東西共通の対相和会対策ってことで…。これまでとは一種性格が異なるんで。言ってみりゃあ、こっちには、東龍会がたまたま枝のおひざ元でかこっていたガキが熊本滞在中だったんで、お試しで使ったみたいだとかって解釈で立ち消えとなる…。どうです、椎名とオレのこの見立ては?」
三貫野はどこかノボルを試すようだった。
「…オレは椎名という、いいブレーンを持っていることをずっと認識していた。だが、この熊本へきて、さらにもう一人優秀なブレーンが増えた。オレのアクションはそいつらの分析の元、然るべく動けば間違いない。そう確信したとこだ」
「ノボルさん…」
この時、二人の間で交わされたシンパシー…。
それはこれ以降、大打グループ鉄の連携を支える背骨となって行く。