私たちの笑顔
めっちゃ緊張しまくって…


震えた足でロッカーまで向かう。


それにしても…すごいプリントの量。

一人で全部やるんかなぁ…?

手伝いたいけど…美香ちゃんが待ってるし…


「あとは明日でいっか…」


和明がプリントを揃えて、ホッチキスを片付けた。


早くこの空間から抜け出さなきゃ…

息が苦しくなる…


「じゃ…じゃあね!」


あわてて部屋を出ようとしたが…


「待って…!」


とっさに和明の方に振り向いた。


「な…何?」


しばらくうちらは目が合っていた。

しかも…沈黙で…
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