私たちの笑顔
今かわいいって言ってくれた!?


やった…!

今の言葉、アキに聞かせてあげたかったなぁ…


和明の言葉にうっとりしてたら、和明が私のほっぺたに触れた。


そっと顔が近づいてきて…


キスをした。

は…激しいやつ…


大好きな人の唇は意識を朦朧とさせる。


和明が唇を離したあと…ぼーっとしてしまった。

顔がほてる。

夏でただでさえ暑いのに…

もっと体が暑くなる。


気付いたら車は走り出していた。


「由美…ん…」


そう言いながら、和明が手を差し延べてきた。


「曲がる時を考えて…俺の手を上にして繋いでほしいな…」
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