離婚直前、凄腕パイロットの熱烈求愛に甘く翻弄されてます~旦那様は政略妻への恋情を止められない~
(でもいつか夕菜にはすべて聞いてほしいな)
「ごめんね」
私の言葉に夕菜は首を左右に振る。
「ううん。既婚者になってもあいかわらず大門コーパイは大人気だし、余計な嫉妬を煽らないよう黙っておくほうが美紅のためかも! ほら、愛する旦那さまが待ってるんだから早く帰って」
「うん!」
夕菜に手を振り私は彼女よりひと足先にロッカールームを出た。
パイロットの桔平さんとCAである私の生活はやっぱりすれ違いも多いのだけれど、それでも以前とは大きく変わった。たとえば、最近の桔平さんは海外フライトのたびにちょっとしたお土産を買ってきてくれる。会えない日は手書きのメモと一緒に置いてあったりして、それを見つけたときはすごく幸せな気持ちになる。逆に私が彼のために夕食を用意してから出勤する日もある。お品書きを添えておくとそこに桔平さんは感想を書き込んでくれる。メモのやり取りが交換日記みたいで楽しかった。
(でも、やっぱり会えるのが一番だけど!)
電車のなかでも私の頬は緩みっぱなしだ。遠足に向かう小学生のようにウキウキしていた。
桔平さんと本物の夫婦のように過ごせることが幸せだった。期待しすぎるなと自分をいましめても、彼の笑顔を見るとそんな思いはどこかに飛んでいってしまう。
「ただいま帰りました」
「ごめんね」
私の言葉に夕菜は首を左右に振る。
「ううん。既婚者になってもあいかわらず大門コーパイは大人気だし、余計な嫉妬を煽らないよう黙っておくほうが美紅のためかも! ほら、愛する旦那さまが待ってるんだから早く帰って」
「うん!」
夕菜に手を振り私は彼女よりひと足先にロッカールームを出た。
パイロットの桔平さんとCAである私の生活はやっぱりすれ違いも多いのだけれど、それでも以前とは大きく変わった。たとえば、最近の桔平さんは海外フライトのたびにちょっとしたお土産を買ってきてくれる。会えない日は手書きのメモと一緒に置いてあったりして、それを見つけたときはすごく幸せな気持ちになる。逆に私が彼のために夕食を用意してから出勤する日もある。お品書きを添えておくとそこに桔平さんは感想を書き込んでくれる。メモのやり取りが交換日記みたいで楽しかった。
(でも、やっぱり会えるのが一番だけど!)
電車のなかでも私の頬は緩みっぱなしだ。遠足に向かう小学生のようにウキウキしていた。
桔平さんと本物の夫婦のように過ごせることが幸せだった。期待しすぎるなと自分をいましめても、彼の笑顔を見るとそんな思いはどこかに飛んでいってしまう。
「ただいま帰りました」