夢から始まるホントの恋
「馬鹿だよっ、この前小テストで7点だった癖に!」
馬鹿にするように、舌を出した。
「その情報、どこで入手したんだよ!」
「さぁーね」
私は本当は走ってはいけない廊下を走り出した。
「おい!待て!」
後ろを振り返ると、野沢が追いかけて来る。
小学生がやるような、馬鹿みたいな遊びだったけど、心の底から楽しかった。

朝の時間が、いつもより短く感じた。
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