夢から始まるホントの恋
荻原先輩。荻原。好きな人の名前が出ると急に顔が赤らむ。
荻原先輩はバレー部で、今の時間は部活時間内だ。好きな人がスポーツしてるところなんて、見たくない訳がない。
「うん…!行こ!」
笑顔で返事をした。
咲、荻原先輩のこと良く思ってなかった癖に、私に気遣っちゃって。私の事はいいのに。私は智輝との恋を応援したいのに。そう思って、咲にサッカー部の様子も見に行こうと提案をしたら、咲は顔を赤くして頷いてくれた。

体育館の廊下を咲と二人で足音を立てないよう進む。一応部活の様子を見に行くことは機密で行うことにした。
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