「お嬢さんを俺にください!」

ユーヤのアパートまで着いて来た



「どーぞ」とも言われてないけど



「おじゃまします」



玄関で靴を揃えた



久しぶりのユーヤの部屋



相変わらず余計な物はなくて
窓際に私のドレスがないせいかスッキリしてた



レンジの脇にカップラーメンがひとつ



「アレ?コレ…
クラムチャウダー味!
さっきコンビニ寄ったけどなかったの」



ユーヤ、私のために買ってくれたのかな?



「間違えて買ったから、それ持って帰って」



え…



「ユーヤも一緒に食べない?」



「食べない」



ユーヤお腹空いてないのかな?



「ユーヤちゃんと食べてる?」



「食べてるから生きてる」



「大家さんの料理また食べたいね
…
帰ってからね
私が料理したらみんな驚いたの
…
大家さんにも会いたいな…」



「帰って…」



「え…」



「ここに来ていいって
俺、言ってないけど…
…
カップラーメン持って、帰れよ」



ユーヤ怒ってる



「ごめん…勝手に来て…」



初めてユーヤに怒られた



「またみんな心配するだろ」



でも
優しい言葉をくれる


やっぱりユーヤは優しい



「明日帰れば大丈夫だから…」



「泊まる気で来てんの?」



「え、うん…
ユーヤとゆっくり話したかった
…
もぉ会えないと思ったけど
この前ユーヤが病院来てくれて
また会いたくなったの」



ユーヤの顔が険しくなって
自分が自分勝手な事を言ってるのに気付いた



「あのさー
ひとり暮らしの男の部屋に
ひとりで泊まりにくるって
どーゆーことかわかるか?」



ユーヤの口調がまた強くなった



答える前にユーヤに肩を掴まれて
そのままベッドに押し倒された



視界が全部がユーヤになった



「ユーヤ?どーしたの?」



いつものユーヤじゃない



ドクン…ドクン…ドクン…



心拍数が上がる


なに?


何が起きてるかわからない



「こーゆーことされたいから来たの?」



こーゆーこと?



ユーヤが近くなって



ドクン…ドクン…ドクン…



ユーヤが私に覆い被さった



ドクン…ドクン…ドクン…



逃げれない



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