Departure in the late teens

Departure9

〜ふたつの涙〜


ちあきに子供がいる事実を知らされ、自分の母親からも 煙たがられながら毎日を過ごす ちあきの事情を知り 一週間後、明日和は友達と飲みに行くことはなく 家にいた。


そして、一通のメールを送信した。

[お疲れ様!今日、誰かと帰るの? 良かったら迎えに行こうか?]


送信してから一時間くらい経っただろう頃に、



ちあき
[おつ〜⭐︎ 君、好きな子、いるんでしょ? もう 迎えに来れないって言ってたじゃん!]


明日和
[その好きな子にフラれたから 行けるよ。]


ちあき
[そうなの!? 残念だったね⤵︎。。。]

[じゃあ 君がホントに大丈夫で来てくれるなら お願いしようかな]

明日和
[じゃあ いつもの時間にいつもの場所に行くよ]

ちあき
[ありがと!よろしくね⭐︎]




ちあきとの約束が終わり いつもより早く家を出て しばらくすると 一通のメールが届いた。


ピコン. . .⭐︎


明日和((ん!?))

((ゆうちゃん!!))


悠姫
[あすくん お久しぶり⭐︎ 元気にしてる?]

[悠姫、少し あすくんとお話ししたいんだよね(汗) だから 電話していい?]


明日和
[ゆうちゃん 久しぶり⭐︎大丈夫だけど どうしたの??]


プルルルル. . . ⭐︎ . . .ピッ.⭐︎

明日和(もしもし!!)

悠姫(あすくん⭐︎⭐︎⭐︎ 久しぶりぃ⭐︎)

(電話出てくれて ありがとう⭐︎)


明日和(いやぁ⭐︎ゆうちゃん!ホント久しぶりな感じだね⭐︎!! )

(で、どうしたのぉ??)


悠姫(うぅぅん。。。 あのね、 その久しぶりなのに 盛り上がらないような 話しなんだけど 先に謝っとくね! ゴメン!!)


明日和(えぇぇぇ。盛り上がらない話しなら 聞けないなぁぁぁ(笑)


悠姫(あーーーーー。 ひっさしぶりなのに あすくんのくせに そんなこと言うのぉぉぉぉ(笑)


明日和(ハハハハハハ⭐︎)

(冗談、冗談!! で 、、 、なに?)



悠姫(あのね、 実は、あすくんも知っての通り悠姫は マジくんと最近 よく会ってたでしよ!)

明日和(うん、そうだよね!仲良くいい感じにやれてるの?)

悠姫(うぅぅん、、、(汗)



(正直、もう 疲れちゃった、、、、。)


(悠姫、マジくんと仲良くして あすくんとも ずーっと仲良くしていたかったから マジくんの誘いは断らずに 一緒にいたけど、 やっぱり、難しい、、、、、、。)


明日和(ゆうちゃん、、、、、(汗)


悠姫(マジくんの お母さんも 悠姫がお嫁さんに来て欲しいって 凄く推してきて たまたま 興味があった お抹茶も 教えてもらったりして 仲良くさせてもらってたけど、やっぱり あたし もう無理だよ、、、)

(だって やっぱり、 マジくんより、
(ゆうちゃん!!)明日和

(ゆうちゃん とりあえず ! じゃあさぁ!とりあえずね!!真嶋君と 会う回数少なくするとかね、、、そのうち あんまり辛かったら 会うの断る?とか、、?そんな日をつくったりするとか(汗)・・・・



まったく何を言ってるのか 言いたいのか伝えたいのか分からなくなっていた。。。悠姫の気持ちに寄り添ったセリフを まったく言えていなかった。。。

悠姫とマジとの仲が自分のひと言で左右してしまわないかと、恐怖もした。


同時に ちあきの生活環境も 頭の中を駆け巡った。

そして この後 ちあきを迎えに行くということもあり、、、、


明日和(ゆうちゃん、、、、じつは僕、、、)


(僕はあれから 好きな人ができて今、返事を待っている状態なんだよ、、、(汗)

悠姫(え!!そうなの!?)

明日和(うん、、だから 本当は ゆうちゃんと真嶋君が うまくいってくれると 望ましい事だったんじゃないかと、、、(汗)




悠姫(そんなの望ましくないよ、、、 )

悠姫は呼吸が浅くなった小さな声で囁いた。。。



悠姫(あたし マジくんのこと いい人だし おもしろいし 嫌いじゃないけど、)


(恋愛対象としては やっぱり考えれない、、、(涙)



(あたし、ホントは 訳あって男の人に触られのも嫌だったのに、、、、(涙)


(あすくん、あなたと出逢って あなたと 過ごした少ない時の中で あたしは、、、、あたしの中の何かが変わりはじめて、やっと 探し求めていた人に出逢えた気がしていたのに、、、(涙)


(あたしが 探していた、、、夢の中の(涙)、、、、う、ぅぅぅ。、

明日和(ゆうちゃん(汗)、、、、。)


悠姫(でも、 (涙) あすくは、 優しいから しょうがないよね、、 、あすくんは マジくんの気持ちも大事にして みんなにも優しいもんね! )

(そんな人だから あたしも好きに・なっ・・・・. . .。(涙)





明日和(ゆうちゃん、、、僕、そんなに優しくないよ(汗)今だって、ゆうちゃん 泣かせてしまってるし、、、、(汗)


(僕は 酷い男だと思う、、、、。)




悠姫(もうこれからは 電話でも 今までみたいに お話しできないよね。)


(今までって言っても最近は できてなかったけど、、、、。)



明日和(そ、 、そうかもしれないね(汗)

(今の子と一緒にいる時は できないかもしれない、、、、。(汗)


悠姫(じゃあ もう会うことも できないかもしれないよね。)


明日和(・・・ そうかも、、しれない、、、。(汗)

悠姫(う、ううぅ、、、(涙)




(あすくん 、、、バイバイ。。。)


(新しい彼女と、 うまくいくといいね。。。。さようなら。。。) プー. . プー. .プー. .




明日和(ゆうちゃん、、、、、、ごめん。。。(涙)


〜♪

(なんで こんな時に ジュディマリ 流れるんだよ。。。(涙)



すりきれた言葉達を きっといつかまた♪
愛せる時がくるかしら♪

少し眠ったら 朝はまたくるわ♪
窓から差し込む光 もう行かなくちゃ♪

ただ歩く 人ごみにまぎれ♪
いつもなぜか 泣きたくなるah♪


ジジッ. . . ジジッ. . . ジッ. .

ZIP FM○○は♪ 23時30分をお知らせいたします♪


明日和(涙) (涙)。。。。。
(ゆうちゃん ゴメン。。。)ボソボソ. .



悠姫と出逢って 楽しみ笑い涙して 時にはドキドキした五年間の貴重な想い出の日々がここで あっけなく幕を閉じた。


自分の中で確実に ひとつの時代が終わった気がした。名古屋で築かれた数多くの想い出達がここで本当に全て終わったような・・・・・・


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