魔王様に溺愛されています
 「あぁ、そうだ…」

 周りがざわつく…

 「この子は…契約したものです」

 「学園入学前に?」

 「はい…それに学園では、契約した魔物、精霊を連れるのは禁止とは、書かれていませんでしたので…」

 「確かにそうだが…」

 「そうだけど…魔力のない子がどうやって?」

 「誰かの魔物を取ってきたとか?」

 …すごくざわついてる…はぁ、目立つのいやなのに…

 「口をはさんで申し訳ないが」

 クエルが口をひらく。
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