小悪魔と仮面舞踏会

『フフッ…ありがとう』

そう言って私は

ネクタイから手を

離した…。

『にしても…先輩…私のことすごくけなしてたのに…もう興奮してるんですか?』

私がそう言うと

「べっ別に興奮なんかしてねぇし!!」

と顔を赤くして言っていた…。

『ウソばっかり…』

「なっ!?ウソなんてついてねぇし!!」

『だって…先輩…息荒いですよ?』

「はっ!?」

『クスッ…ごまかせませんよ?最初に比べると断然息が上がってます』

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