小悪魔と仮面舞踏会

「えっと…そのっ…だから!!えっと…」

またもじもじする宮沢…

『早く言って!!ドSモドキ!!』

そう言うと

一瞬驚いた顔をして

口を開いた…

「俺…フラレたってことは…これから松山とはただのクラスメートなのか?」

『そういうことね!!それかただの顔見知り…』

私がそう言うと

「嫌だ…」

宮沢が小さくそう言った…

『は!?』

私がそう言うと

「だから!!嫌だ!!んなの嫌!!」

と言った…

『わがままね…』

呆れて言うと

「彼氏でなくても良いから…そばに居させてくれ…」

そう消え入りそうな声で

言った宮沢…

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