眠り姫の枕になりたい王子たちは、今日も姫を甘やかす
意味がわからなくて、思わず目が点になった。
それに…私のこと「姫」とかって呼んでたような…?
ち、ちょっとおかしい人なのかもしれない…。
って、それは失礼…
「僕がキミの枕になる。だから、いつでも寝て欲しい。なんならいっそ、ずっと僕の腕の中で眠っていてくれて構わないよ。そのまま誰にも見られないように、閉じ込めておくから」
じゃ、なかった。
ちょっとどころじゃない。
かなりおかしい人。
お兄ちゃんを見慣れているからまだ耐えられるキラキラしたオーラ。