一度きりの恋でした。
4月3日


『観雨!誕生日&高校合格
おめでとう!!』


クラッカーがパンパンと、次々に鳴っていく。



目の前にはおっきなケーキ。
色とりどりな手料理。



『ありがとう!!小南おばさん!弥栄おじさん!』



私は笑顔でお礼を言って、ケーキに立てられていた十六本のロウソクの火を吹き消した。
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