意味不明彼氏

蓮の兄貴


* *


あの夜、深波が最後にあたしに残した言葉


【如月はあんたといる時の方が一番輝いてるよ。

 俺は、光ってる如月が好きだから身を引くよ。

 だけど、諦めたわけじゃないから。

 俺はすぐにでも奪うから】


と、訳の分からない言葉を残してそのまま格好よく去っていった。



"輝く"って…、あんた…オーラ見えるんかい。




そしてあたしはその言葉の意味を理解することなく、2ヶ月が過ぎた。


あれから、前の生活には多分戻っていると思う。


季節は、冬・12月。


その月の25日は、恋人達の一大イベントだ。


クリスマスは明日。


…去年は蓮がインフルエンザになって、遊びに行けなかったんだよなぁ。



よし、今年は絶対何かを奢ってもらう!!


「……て、言う事で…ッ蓮ー?」


あたしは教室をキョロキョロ見渡し、蓮を探す。


明日の予定も立てないといけないのに。

教室には蓮の姿を見ることができなかった。



一方の蓮は……。
< 287 / 372 >

この作品をシェア

pagetop