星みたいな恋をしよう
8、煌めく夜に溺れて〜触れた唇の温度〜
オスカルとのデートという名の一人目の怪しい人物の尾行を終えた翌日、絆はいつものように大学での講義を受ける。テイラーと共に講義を受け、休み時間になったので学食でお昼を食べることにし、席を確保する。

「私、絆の分も頼んでくるよ。何が食べたいの?」

「いいの?じゃあ、オムライスが食べたいわ!ありがとう」

絆はニコリと笑い、ウインクをして席から離れていく。それを見送った後、絆は先ほどの講義の復習をしようとノートを広げる。

「えっと、さっきしたところは……」

数秒かけてようやく今日の講義のページを見つけ、教授の話を思い出しながらページを見る。すると、「絆」と不意に話しかけられた。

「アーサー教授!」

そこにいたのは、アーサーだった。今日は彼の講義はなく、普段アーサーは学食に来ることはなかったはずだ。絆はそこに疑問を抱きつつ、訊ねる。

「どうかされましたか?ここにいらっしゃるなんて珍しいですね」
< 97 / 151 >

この作品をシェア

pagetop