ハードリップ/オンナ上司はタラコ唇~♥

第1幕/女上司はタラコ唇~~💖

第1章 女上司はタラコ唇~~💖
至極のカラダ



”これは…!まさに、マシュマロボディーとはこのことだって…”


風間トシヤの両手は、直属の女課長である中原アキの豊満な両胸に収まっていた。
指先までずっぽりと…。

で…、ここは彼女の部屋…、ベッドの上!
つまり、お二人はかの最中であったのだ…💖

むっちりした女上司の上体は弓のようにのけ反り、やや甲高い喘ぎ声と合わせるかのように、腰を艶めかしく行き来させている。
恍惚の表情を浮かべ、激しくでもゆっくりでもなく、微妙な非反復を交えて彼の腕に中にあった…。
トシヤの目にはなぜか、奇妙な生き物の泳ぐような動作に映った。


”思った以上にエロいわ、このオンナ…、唇だけじゃなかったし‥”


アキの裸体を左側から抱きかかえるような格好で半腰を上げ、トシヤは上から見下ろしながら胸の中でそう呟いていた。


***


「課長…、アナタは年長者なのに、一人で快感に浸ってパートナーにはお預けですか?アナタのいつもの口癖、”周辺への気配り”はどうしたんです?自己勝手な方便だったんですか?…課長、部下の目をしっかり見て答えて下さいよ」


彼は”こういう場”においては、実に意地悪だった。
実際、職場に於ける直属の女上司・中原アキも思わず、その豊満な胸の内で叫んでいた。


”この、イジワルー!!”と…。


***


彼は常に、上司の胸中が読み取れた。
それは”ここ”でも一様だった。
風間トシヤは女上司の”訴え”を正確に受け止め、目線で返した。


数秒してオンナ課長もベッドの中での”反撃”となったのだが…。


「課長…、そんなもんで、感じますか?何、ウブな淑女ぶってるんです!いい年して、ベッドで猫かぶるのはやめてもらいたいですね…」


当年33歳の中原アキは、その挑発の言にモロ、反応した。


「わかったわよ!それなら、これでドーよ!」


「ううっ…」


アキのペース・オブ・チェンジのギアアップは強烈だった…。


***



”うっ…、ああ…、エラい気持ちいいわ…。なら、こっちも…”


「どうよ!これでもスマしていてれるの?」


「課長、素敵ですよ…。今晩は徹底的に愛し合いましょう‥」


トシヤはそう言い終わるが早いか、改めてアキの分厚い唇を強引に奪った。
まるで、彼女の返答を閉じ消すかのように…。


アキは抵抗しながらも目を閉じ、塞がれている自らの唇で部下の男から唇を奪う気構えで、舌をねじり込ませている。
それは何ともいじらしい、キャリアウーマンの抵抗と性のもたらすリアクションだったのだろう…。


二人は互いのカラダと唇を責め合ってはいた。
だがそれは、どこか意地の張り合い…、そんなメンタルが顔を出したぎこちない痴態の攻防ではあった。


***


とは言え、この”せめぎ合い”は各々が燃え尽きた体と自尊心の葛藤という名の対峙も内包させ、結果として二人の淫に耽る様はある種のスイングを醸していた。
だが…。

「課長…、このままでいいですか?」


「ダメ!避妊なしは絶対無理よ!」


トシヤは一瞬で、判断できた。
彼にとって、このシチュエーションでも他の女なら”強引”もありだったが、このヒトにそれはムリだと…。
ここでゴリ押ししたら、何が何でも拒んでくることがはっきり汲みとれたのだ。


”ちぇっ!…まあ、ここは仕方ない…。ナマ以外ではオレ的には制覇の範疇外だが、ここはゴム付きでも一発やっとく…”


咄嗟ではあったが、そんな心中はその”最中”において、彼女に透かされるスキなど1ミリも与えず、彼は目にも止まらぬ速さで枕元に控え置いていたコンドームを自らにセットした。
そして‥、マシュマロボディーへと出陣していった。


***



「どうです?部下の年下にヤラれてる気持ちは?」


まさしく年下部下たるトシヤは、体がぴったりくっついてる眼下のアキにこう問い詰めた。
半ば意地で。


「感じてるわよ!でもあなただって、私のカラダでギンギンなんじゃないの?風間…、答えなさいよ!」


一方の女上司も快感に抱きつきながらとはいえ、今まさに一体となってる年下男への上位意識を必死に保とうと、ムキ顔むき出しで、とってつけたような言葉を連発させるのだった。


で…、この応酬が互いの気持ち高揚させ、二人は口ほどでもなく、以外とあっさりイッた…。
ご丁寧にも、ほぼ同時で…。






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