ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?

もちろん、答えはイエスです

「あの、陛下?」
「ほんとうに? チカ、ほんとうにいいのか?」
「もちろんですとも。陛下が気がかわらないかぎり、あなたに嫁ぎたいのです」
「やったあっ!」

 彼は、まるで少年みたいにはしゃぎはじめた。

 その様子が微笑ましすぎる。
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