ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?

お茶会に出席することに

 わたしのルーツが遠い東の大陸にある国かどうかは別にして、数あるコレクションの中でなぜかこの剣しか見えなかった。他に選択肢などなかった。なぜなら、他の武器には何も感じられないがこの武器には何かを感じるから。そういうことを考えれば、もしかすると前世でなにかがあったのかもしれないし、この剣とわたしのルーツに関係があるのかもしれない。
 こういう直感は大切だし、結ばれた縁はもっと大切である。
 この剣を大切にしつつ、使いこなせるよう鍛錬するつもりでいる。
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