ド底辺の「たらいまわし王女」の私が「獅子帝」と呼ばれるおっさん皇帝に嫁いだら、超溺愛が始まりましたが……。あの、これって何かの間違いではありませんか?
 ラインハルト……。

 これがほんとうの彼なのかどうかはわからない。だけど……。

 その瞬間、居間内に強烈な光が走った。

 雷?

 耳を澄ますと、雨音と雷鳴がきこえる。まったく気がつかなかった。

 自分の目に映り、耳にきこえることだけに気をとられていて、雷雨になっているとは夢にも思わなかった。
< 718 / 759 >

この作品をシェア

pagetop