LIBERTEーー君に
12章 楽譜
夜半、貢は根付けずに1階の演奏部屋を覗いた。
月明かりに照らされたグランドピアノの上に、楽譜が無造作に置かれていた。
誰の楽譜かと、手に取って見る。
「周桜の…… ……俺との伴奏」
赤文字と、鉛筆の色分けした書きこみは波線や二重線、楽譜記号だけではなかった。
解釈を元に、曲をストリー化し、主題ごとに細かく注釈まで書きこんでいる。
矢印、花丸、絵文字、余白にもびっしりと書きこみがされていた。
「こんなに……」
どの楽譜も書きこみでいっぱいだった。
「俺のために」
貢は胸にグッとこみ上げてくるものを感じ、椅子に座りこんだ。
楽譜をなぞるだけの『オールテクニック、ノーミュージック』」
「ヴァイオリンが主役なんです。あなたが主役なんです」
「伴奏もオケも、あなた以外は付属品なんです。あなたが主張して、あなたが引っ張っていくんです」
月明かりに照らされたグランドピアノの上に、楽譜が無造作に置かれていた。
誰の楽譜かと、手に取って見る。
「周桜の…… ……俺との伴奏」
赤文字と、鉛筆の色分けした書きこみは波線や二重線、楽譜記号だけではなかった。
解釈を元に、曲をストリー化し、主題ごとに細かく注釈まで書きこんでいる。
矢印、花丸、絵文字、余白にもびっしりと書きこみがされていた。
「こんなに……」
どの楽譜も書きこみでいっぱいだった。
「俺のために」
貢は胸にグッとこみ上げてくるものを感じ、椅子に座りこんだ。
楽譜をなぞるだけの『オールテクニック、ノーミュージック』」
「ヴァイオリンが主役なんです。あなたが主役なんです」
「伴奏もオケも、あなた以外は付属品なんです。あなたが主張して、あなたが引っ張っていくんです」