お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛
第四章 狙われたまどか
まさか元彼がまどかを狙っているなど想像もつかなかった。

買い物に出かけたまどかは中々戻らなかった。

まどか、どうしたんだ、あまりにも遅い。

スマホに連絡を入れてみるが通じない。

電源を切ってるのか。

おかしい、まどかがスマホの電源を切るなど考えられない。

その頃、まどかは新に無理矢理連れ攫われていた。

「新、痛い、放して」

新はまどかのスマホを取り上げて、電源を切った。

「まどか、俺、お前じゃないとダメなんだ、やり直そう、まどか」

「新、私もう龍斗さんと結婚したの、だから私のことは諦めて、それに、
私に愛情はないでしょ?もうお金はないから」

新の表情が変わった。

「なんだ、そうか、それならまどかの旦那から金を都合つけてもらうよ」

新の冷たい目に恐怖を覚えた。

「龍斗さんは関係ないから」

「まどかと引き換えならいくらでも出すんじゃないか」

「何を言ってるの?」

「だってまどかを愛しているんだろう」

新は口角を上げてニヤッと笑った。

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